こんにちは、買い物男子のだいすけです。
ここまで当ブログではa6400におすすめのレンズを数本紹介してきました。
SONY SEL30M35 マクロレンズ
SIGMA 30mm F1.4 DC DN 単焦点レンズ
マクロレンズや単焦点レンズなどを紹介してきましたが、いざ自分が使うとなると撮影したいものに合わせてレンズを交換するのが少し面倒な時があります。
そこで広角から望遠まで1本で済むようにズームレンズを購入してみました。
今回は、TAMRONの標準ズームレンズ17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (B070)についてレビューしていきたいと思います。
TAMRON 17-70mm F2.8 Di Ⅲ-A VC RXD(Model B070)
標準ズームレンズとは
ズームレンズとは焦点距離を変えることができるレンズで、主に広角ズーム、標準ズーム、望遠ズームに分類されます。標準ズームレンズは、焦点距離が約50mm前後をカバーするズームレンズで、広角と望遠の中間に位置します。人間の視野に近い画角を映すため、「標準」と呼ばれています。標準ズームレンズは自然な画角で撮影できるため、シーンを選ばず万能に使えるのが特徴です。
また、焦点距離はmmで表され、レンズの製品名に記載されます。数値が小さいほどカメラの写す範囲(画角)が広くなります。焦点距離約35mm以下が広角レンズ、約50mm前後が標準レンズ、約80mm以上が望遠レンズとするのが一般的です。
(標準ズームレンズを詳しく解説!利用シーンの具体例や選び方を解説 | インプレッション | タムロン 写真用レンズ フォトサイト - TAMRONから一部を引用)
TAMRONの公式サイトよりすごくわかりやすく説明がされていたのでそちらから引用させていただきました。
単焦点レンズは焦点距離が固定のため被写体に撮影者自ら近づいたり離れたりして撮影するのに対して、ズームレンズではレンズ側で調整して被写体に近づいたり離れたりすることができます。
よって、ズームレンズ1本で風景やスナップ写真からペットや動物・小物など様々なものあらゆるシーンを撮影できます。
TAMRONについて
株式会社タムロンは埼玉県さいたま市に本社を置く総合光学メーカーです。
主にカメラの交換レンズを製造していて業界でも人気の高いメーカーになっています。
交換レンズだけでなく監視カメラ用レンズ・ドローンやサーモカメラなどの工業用、
さらには車載カメラ用レンズや医療用レンズなど様々な分野で使えるものを手掛けています。
特徴・スペック
開封
それでは中身を見ていきます。
▼本体外箱。
▼中身を確認。
▼レンズ本体。
▼レンズキャップ込みで約15cm。
▼レンズフード装着時が約17cm。
▼レンズ本体重量とレンズフード重量。
▼レンズフードは花形フードが付属。
▼レンズ前面。
▼レンズ側面。
▼レンズ側にはズームリングとフォーカスリング。
▼レンズ側のズームリングで焦点距離を変更できます。
▼ズームリングを望遠側に回すとレンズが伸びます。
▼レンズフィルターもセットで購入しました。
a6400に装着
うわぁ、なにこれ、かっこいい!!!!!
▼他レンズと比較してみても存在感が一番あります。
▼本体前面からはこんな感じ。
▼側面から。
▼レンズ込みでの重量。
▼レンズフード込みで望遠と広角でかなり長さが変わります。
所持しているレンズの中でも一番重量があり大きいので携帯性は少し落ちてしました。
作例と感想
レンズを取り付けさっそく撮影!
▼室内での撮影。
『モードAUTO、焦点距離 70mm、絞りF2.8、SS 1/125秒、ISO 2000、露出補正+0、WB自動』
『モードA(絞り優先)、焦点距離 48mm、絞りF2.8、SS 1/8秒、ISO 100、露出補正+0、WB自動』
『モードA(絞り優先)、焦点距離 70mm、絞りF2.8、SS 1/13秒、ISO 100、露出補正+0、WB自動』
F2.8のおかげで室内の暗い場所でも明るく映し出してくれます。
手ブレ補正がレンズ側に搭載されているので小さいブレであれば抑えてくれますがシャッタースピードが遅いと完璧にはブレを無くすことはできなさそうです。
▼次に屋外で撮影してみました。
『モードA(絞り優先)、焦点距離 28mm、絞りF2.8、SS 1/500秒、ISO 100、露出補正+0、WB自動』
『モードA(絞り優先)、焦点距離 57mm、絞りF2.8、SS 1/1000秒、ISO 100、露出補正+0、WB自動』
『モードA(絞り優先)、焦点距離 17mm、絞りF2.8、SS 1/800秒、ISO 100、露出補正+0、WB自動』
ズーム全域F2.8通しで撮影ができるのでどの画角でも明るい写真が撮れます。
解像感も高くボケ感もいい具合になっています。
モニターにもよりますが個人的には少し色合いの強い写真になるように感じました。
▼近所の公園で撮影。
『モードA(絞り優先)、焦点距離 31mm、絞りF2.8、SS 1/160秒、ISO 100、露出補正+0、WB自動』
肉眼ではわからなかった質感を写真を通して映し出すとこができます。
▼日陰でもこの鮮明さとボケ感を表現できます。
『モードA(絞り優先)、焦点距離 31mm、絞りF2.8、SS 1/200秒、ISO 100、露出補正+0、WB自動』
▼逆行には弱くゴーストが発生してしまっています。
『モードA(絞り優先)、焦点距離 17mm、絞りF9.0、SS 1/125秒、ISO 100、露出補正+0、WB自動』
※逆光時などにレンズ内に強い光が入ると写真のように丸い円のような模様が発生し、これをゴーストと呼びます。
▼広角側でもそこそこワイドに撮れます。
『モードA(絞り優先)、焦点距離 17mm、絞りF4.0、SS 1/100秒、ISO 100、露出補正+0、WB自動』
『モードA(絞り優先)、焦点距離 17mm、絞りF2.8、SS 1/1600秒、ISO 100、露出補正+0、WB自動』
▼望遠側で通りすがりのモデルさんを撮影。
『モードA(絞り優先)、焦点距離 70mm、絞りF2.8、SS 1/200秒、ISO 100、露出補正+0、WB自動』
▼望遠でマクロ撮影にも挑戦。
『モードA(絞り優先)、焦点距離 70mm、絞りF2.8、SS 1/400秒、ISO 100、露出補正+0、WB自動』
『モードA(絞り優先)、焦点距離 70mm、絞りF2.8、SS 1/320秒、ISO 100、露出補正+0、WB自動』
▼花びらについた水滴もきれいに撮影できます。
『モードA(絞り優先)、焦点距離 70mm、絞りF2.8、SS 1/320秒、ISO 100、露出補正+0、WB自動』
▼マクロ撮影時の様子。
『モードA(絞り優先)、焦点距離 70mm、絞りF2.8、SS 1/500秒、ISO 100、露出補正+0、WB自動』
感想
屋内外で撮影してみてやはり通しでF2.8はありがたいなと思いました。
付属のレンズE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSでは開放でF3.5までしか明るくないので暗所での撮影はどうしても暗く写ってしまいます。
その点、本レンズではズーム全域で変わらずF2.8のままで望遠側最大にしても明るくボケ味を出した写真が撮れます。
焦点距離17-70mmで広角から望遠までカバーできるのでレンズ交換が面倒な時や旅先でたくさん写真を撮りたい時に1本で済むので便利でした。
荷物自体はレンズ1本+a6400だけなのでかなり減りましたが重量とサイズが大きくなったのでカバンは大きめの物が必要になります。
解像感は高く単焦点ほどではありませんがボケ感も出せるので表現力は高いと思います。
最短撮影距離は広角側で19cm、望遠側で39cmまでと被写体にかなり寄ることができるのも魅力でした。
(最短撮影距離:カメラ内のイメージセンサーから被写体までの距離)
そして、a6400ユーザーにはとてもありがたいレンズ内手ブレ補正機構搭載が大きな魅力でした。
ブレが消えるわけではありませんが少しでもブレを軽減し安定した撮影ができるのは嬉しいです。
デメリットとしては重量とサイズです。
長さ12cm、重量530gがカメラ本体に加算されるので重く持ち歩きだと少し疲れます。
手首が疲れるとかバッグが重いまでとはいきませんがボディバッグのようなコンパクトなバッグには入らないかもしれないのでバッグ選びには注意が必要です。
総評としては重量とサイズが増すものの表現力やボケ味が優秀なズームレンズで常時着けておきたいと思える万能レンズでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
新たな標準ズームレンズのおかげでレンズ交換の手間を省くことができました。
単焦点レンズを今後使わなくなるわけではありませんが、活躍の場は減るかもしれません。(単焦点のボケ味は好きなのでスナップで使っていきます)
今のところa6400に常につけておきたいレンズになっているので今後もこのレンズで写真を撮っていきたいと思います。
a6400付属のレンズからステップアップしたい方にはおすすめのレンズですので気になる方はチェックしてみてくださいね。
以上、買い物男子のだいすけでした~!